東日本大震災を仙台・宮城・福島の写真で振りかえる

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2011年5月9日月曜日

マスメディアに一言 福島県の農家を救え!

 今朝、NHKニュースを見ていたら、福島県いわき市の農家が、作付制限になってはいないのに、作付をためらっている、という報道があった。


 風評被害で作っても買ってくれないかもしれないからだ。
手間暇かけて、愛情をこめて育てたお米を誰も買ってくれないかもしれないという懸念があるのだ。


 お米という漢字は八十八とも読むことができ、お米を作るには「八十八」もの手間暇がかかっているという、だから、ご飯粒を残してはいけない、という話を聞いたことがある。


 米という漢字が八十八というのは、言葉遊びのひとつだが、そういう感性がある日本人はすばらしい。
写真素材 PIXTA
(c) yanmo写真素材 PIXTA



 話を戻すが、手間暇かけたお米が売れないというのは、やりきれないことなのだ。
しかし、制限されていない地域では、作付をして、作物を生産しないことには補償が得られないので、作付はしなければならない。


 そのニュースでは、ある農家が、生産するお米の放射線量の測定結果をインターネットで公表して、消費者に安全性を訴える、という姿が報道された。


 そこで、マスメディアに一言。


 なぜ、農家が個別に安全性を訴えなければならないのか。マスメディアがきちんと安全性を訴えてくれれば、農家が余計な手間をかける必要はないのではないか。


 もちろん、 マスメディアの影響力にも限界があるとは思うが、どこか、農家に対して冷たい、傍観者的な態度を感じてしまうのである。


 インターネットによる情報配信が普及したため、マスメディアが今まで隠していたことが、一般の国民に知れて、マスメディアの影響力が弱まっているという事情もあるだろう。


 (一例をあげれば、現在与党の民主党が、党大会で日本国旗を引き裂いて、貼り合わせて民主党旗を作成して壇上に掲げていたことなど。これは日本国民にとって重大事である。それを隠したマスメディアには問題がある。)


 だが、依然としてマスメディアの影響を受ける人も多いのであるから、是非、今秋に福島県の農産物の安全性が証明された時には、大手を振って全日本国民に発信していただきたいと思うのである。


 また、日本のマスメディアは、海外に発信する力が弱いようにも思われる。また機会があったら述べようと思う。



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